会社設立

「会社を作って起業したい」「個人事業を営んでいるがそろそろ法人化したい」といった場合は会社の設立登記をする必要があります。
現在設立できる種類の会社には「株式会社」「合同会社」「合資会社」「合名会社」の４種類がありますが、現在設立される会社のほとんどが「株式会社」か「合同会社」であり、当事務所でも基本的に「株式会社」と「合同会社」のどちらを設立するか検討することになります。

株式会社

株式会社とは、簡単に言うと株式を発行して集めたお金で経営を行っていく会社になります。
会社の持ち主は役員ではなく株主ということになりますので、必ずしも役員と株主は一致しません（所有と経営の分離）。
そして、株を多く持っている人ほど強い権利を持っているということになります。

合同会社

合同会社とは、平成１８年の会社法施行により認められた会社形態で、株式会社のように広く出資者を集める会社ではなく、出資者＝社員（役員）となる会社で、社員個々の個性が重視される会社になります。
簡単に言うと出資者がいくらお金を出したかに関わらず原則として一人一票の権利を持つこということになります。

当事務所での株式会社の設立の流れは下記のとおりです。

1. 会社の内容を決める

会社の商号(名前)、本店(住所)、目的(事業内容)、役員は誰にするかといったことを打合せをして決めていきます。

2. 印鑑の作成

会社を設立するには、法務局に印鑑を登録しないといけませんので、設立には最低でも会社の印鑑を１本用意する必要があります。
会社の名前が決まったら早めに印鑑の作成にとりかかります。
※ご自身で注文するのが面倒だという方は当事務所で代わりに注文することも可能です。

3. 定款の作成・認証

会社の内容が決まれば、定款(会社の根本規則)を作成します。
そして、定款の内容について公証人と打合せの上、公証役場で認証してもらいます。
※定款認証の手続きは当事務所で代行いたしますので、ご本人に公証役場に出向いていただく必要はありません。

4. 資本金の振込（入金）

発起人(会社を起こす人)の口座に資本金を振り込みます。

5. 登記申請

当事務所で作成した書類に押印して頂き、会社設立登記を申請します。
会社の設立日は登記申請をした日になりますので、設立日にこだわりのある方は法務局が開庁している平日から設立日を選んで頂くことになります。
法務局の込み具合や事案によっても異なりますが、だいたい２～３日で会社設立登記が完了し、会社の登記簿(履歴事項証明書)と印鑑証明書が取得できるようになります。

※当事務所では会社以外のNPO法人や一般社団法人等の法人設立手続も行っておりますので、お気軽にご相談ください。